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Pix4D日本法人から初のハードウェア製品viDoc RTK rover販売決定  JapanDroneで初公開

Pix4Dは、2022年Japan Droneを前に、日本初のハードウェア製品を発表しました。

viDocは、建設、緊急対応、公共事業などで使用される手持ち用デバイスです。本製品の販売は、Pix4D社の日本における正規販売代理店を通じて行われる予定です。

製品の特徴

viDocは、Pix4D社が提供する無料の地上データキャプチャアプリケーション『PIX4Dcatch』とペアリング可能なRTK roverです。製品の主な特徴は以下の通りです。 ・iPhoneやiPadの最新機種に装着可能な手持ちポータブルデバイス。 ・RTKネットワークに接続し、5cm以内の精度を提供します。 ・PIX4Dcatchと組み合わせることで、フォトグラメトリー、RTK、LiDARデータを含むデータセットとして、建設現場や事故解析などの地上のスキャンに貢献します。

製品開発・発売の背景

viDocはドイツのviGram社が開発し、ドイツ国外ではPix4D社が独占的に販売しています。viGramとPix4Dのパートナーシップにより、ハードウェアはPix4Dソフトウェアと連動するよう特別に設計されています。2022年6月には、ドイツの権威ある建設イベント「DigitalBau」で多くの専門家から高い評価を得た結果、投票によりイノベーション賞を受賞しました。

ハードウェアとソフトウェアが連動することで、写真だけでなくジオロケーションデータも収集します。収集したデータは、PIX4DmapperやPIX4Dmaticなどのデスクトップ製品、あるいはPIX4Dcloudなどのオンラインプラットフォームで処理することができます。出力結果はアノテーションや計測、共有が可能な点群や3Dモデル等です。PIX4Dmaticでは、LiDARとフォトグラメトリーによる点群のどちらを使うか、あるいは両者を統合して使うかを選択できます。

Pix4D 日本法人代表のMatteo Gismondiは、「viDocはすでにAPAC地域で成功を収めており、シンガポールでの事例では、パイプ敷設のための建設現場調査の効率を30~50%向上させることができました。6月21日~23日に開催されるジャパンドローンで、我々のネットワークにこのデバイスを披露するのが待ち遠しいです。」と述べています。

viDoc RTK roverの使い方

viDocは、RTKアンテナ付きの外付けケースのようにモバイルデバイスに装着します。 モバイルデバイスはPIX4Dcatchアプリを経由してRTKネットワークに接続します。そして、アプリで現地の画像を撮影し、viDocがその写真にRTKデータのタグ付けを行います。データ収集が完了したら、データセットを自動的にPIX4Dcloudにアップロードして処理するか、デスクトップソフトウェアのPIX4DmaticまたはPIX4Dmapperにエクスポートすることができます。出力されるのは3Dモデル、デジタルツインなどで、いずれもアノテーションを付けたり、関係者間で共有することが可能です。このため、viDocは建設業(ストックパイル計測、パイプライン敷設など)だけでなく、公共安全事業者による事故解析にも有用です。正確な地上スキャナーとして、ユーザーは個々の写真よりも詳細なデータを視覚化することができ、現場分析の際の距離測定の時間を節約することができます。

viDoc RTK roverの購入方法/価格

viDoc RTK roverは、Pix4Dまたは日本国内のPix4D正規代理店にて販売いたします。 価格情報や購入方法については、こちらよりお問い合わせください:https://www.pix4d.com/jp/contact

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